
みなさま、こんにちは!チェヨンです!
突然ですが、今中国で大流行している、
「寝そべり族」って、ご存知ですか?
寝そべるという意味の「躺平」がいま、中国で最新の流行語にもなってます。
日本で言う「FIRE」のように、言葉が独り歩きしている状況でしょうか。
「寝そべり族」とは、「家を買わない」「車を買わない」「結婚しない」「子どもを作らない」「消費しない」「頑張らない」という六つを“しない”人間。
なぜ中国ではこんな生き方が流行ってしまっているのでしょうか!?
調べたところ、実状はひどいものでした。
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Follow @chaeyounginvest「寝そべり族」とは何者なのか?

中国の若者に静かに広がる「寝そべり族」。
昨日、私はこんなツイートを発信してみました。
人生の序盤だけ、がむしゃらに働いて投資資金を蓄える→全額をQYLDにブチ込みます。すると、2、3日に一回日雇いの労働をしなくても3万円以上のお金を得られる「ネオ・寝そべり族」になることができます。 pic.twitter.com/laq64awCie
— チェヨン@米国株投資🇺🇸ブロガー (@chaeyounginvest) January 11, 2022
これは元ネタである「寝そべり族」と「高配当株投資」を掛け合わせたネタ投稿だったのですが、
私の想像以上にこのツイートがバズり、現在700いいね、また100件以上リツイートされる程に共感を呼び、話題となりました!
正直、思いのほか反響が大きかったです。
少しだけツイートを埋め込んでおきましょうか。
寝そべり族いいなぁ
— もっつぅ@FIRE目指す教員投資家 (@p95fj11P32201Vp) January 12, 2022
結婚とか子育てとかはほぼ諦めだろうけど、これはこれで生き方としてはありえるな
向上心ないみたいなのがめっちゃおもしろかったw#寝そべり族 https://t.co/nLYrnICtta
目標。ネオ・寝そべり族。 https://t.co/tAKYbj5bE4
— 全く困ったやつだ (@toytoolfreebox) January 11, 2022
まだ、20代前半ですが、ネオ・寝そべり族
— Leon@推しはVIG🛡ーFIREなんて夢物語?ー (@rhceuivd1) January 11, 2022
すごく興味ありますね😎 https://t.co/wzro05oAM6

こんな「金融資産が少ないバージョンのFIRE」に肯定的な人が多く現れ、
びっくりしました。笑
ちなみに、チェヨンの所感はこれ。
まぁ、私自身は死んでも寝そべり族なんかにはなりたくないです。
— チェヨン@米国株投資🇺🇸ブロガー (@chaeyounginvest) January 11, 2022
28件のいいねをいただきました。まだまだ働きマンがんばります。笑
話を戻すと、「寝そべり族」とは、中国の深刻な社会現象から生じた悲しきモンスターたちの事だったのです。
中国の置かれている惨状とともにお話をしていきたいと思います。
中国で「寝そべり族」が誕生した経緯

中国の社会問題として、日本以上に格差が拡大し続けている問題があります。
厳しい受験戦争に打ち勝ったとしても、就職や都会での生活に苦戦する人が少なくない状況のようです。
簡単な話、努力しても一向に報われず、こんな社会ならグレてやる!というスタンス。

異常なまでの競争社会に生きる中国人の若者たち。
静かな抵抗という意味で、寝そべっチャイナ。
ん?「チェヨンさん、割りかしすべってるかも知れません。」だって?
「かも知れません。」じゃなくて、確実にいってもうてるやろ!!
それでは次に、行っチャイナ。
中国は基本的にハードモード。
一発勝負の大学入試成績で、人生が決まります。
普段成績が良かった人も、この本番に限って失敗した場合、天国には行けないのです。本当にハードモードな国。12年間命懸けで勉強してきた結果が発表され、数多くの若者の運命が分かれてしまう。

中国の受験は、日本と比較にならないくらい厳しく壮絶!!
経済が急速に発展してきたため、社会競争が激化し、貧富の差が拡大したようです。
いつしか若者たちは、良い大学に入り、良い会社に就職し、高い収入や安定した生活を手に入るのが人生の目標となりました。
こうなると崩れるのは一瞬ですね。
ここで、遂に登場。「寝そべり族」!!!
社会の格差がさらに広がり、階級が固定化した現在の中国。
都会に生まれ、親の代から金銭や人脈に恵まれている人は生まれた瞬間から勝者なのです。
まるで地主の一族に生まれた日本人お坊ちゃまのようです。
一方、そうでない人や農村の若者は階層を超えることは至難の業で、絶望的。
田舎っぺが港区に来て、何の知識も無く一から会社を経営するレベルで無謀。
毎年の新卒が約800万人もいる就職競争の中で、実力があっても就きたい職業や入りたい会社を見つけることは大変難しい。そんな社会のなかで、「寝そべり一族」は誕生しました。
自分の為だけに生きる「国家規模のセミリタイア」

あるネットユーザーが、「寝そべりは正義だ」という文章を発表し、寝そべりブームを起こした。

寝そべりそ自由!寝そべりこそ人生!寝そべりこそ、正義なんだ!!

うるせえ仕事しろ!!!
そのネットユーザーは、いまや「寝そべり学の先生」とされている。
彼は文章で「2年も仕事をしていないが何も間違っているとは思わない。1日2食にすることで食料問題は解決した。消費は毎月200元以内に抑え、お金がなくなれば1年のうち1〜2ヵ月仕事をする。ふだんは家で寝そべり、外で寝そべる。猫や犬のように寝そべっている」
「ずっと遊んでいることが間違っているとは思わない。ストレスは周囲の人と自分を比較することと昔からの伝統的観念からくるもので、それらはいつでもあらわれる。毎日のニュースは芸能人の恋愛や妊娠といった類のもので、まるで誰かがある考え方を皆に強制しているかのよう。
とのこと。
私がTwitterで発信した彼も、下記の画像のような考え方をしていますよね。

つまり、国家規模のセミリタイア運動が始まっているのです。
中国では、受験戦争に勝つために全ての時間を勉強に費やした人間が、良い大学に無事に入り、都会で働きたい夢も実現したにも関わらず、996(朝9時から夜9時まで週6日間勤務)や、007(午前0時から深夜0時まで週7日間勤務)といわれる過酷な労働や高圧的な職場でいくら頑張っても、都会で家を買うこともできない。
中国の不動産価格が10年で10倍~20倍に高騰し、1カ月の収入は、大半が家賃で消えてしまう。
物価も年々上がり、生活することすら容易ではなくなった。
なんだよ。頑張っても報われないじゃないか。
だったら、最低限な生存状態を維持して国に対抗してやろう。
と投げやりのような気持ちになる若者が急増したんです。
「家を買わない」「車を買わない」「結婚しない」「子どもを作らない」「消費しない」「頑張らない」という六つを“しない”人間。
いや、”国家問題の影響で出来ない”人間という表現が、私の中で、しっくり来ました。
さいごに:日本人のセミリタイアとは次元が違うレベルの問題だった

日本の投資家界隈でも、「FIRE」という言葉はいまや常識となり、絶対に投資をしていないであろう若者も、「FIRE」という言葉を知っていたりします。
また、「サイドFIRE」「バリスタFIRE」などと言われる言葉も生まれていますよね。
これは、ちゃんと仕事をしている人が、自由な人生の時間を多く確保するための、あくまでも選択肢の中の一つ。
でも、中国は違いました。

寝そべり族とFIREは似ているのかな?と思っていたら、実状は真逆でした。
日本も救いようのない国ですが、中国も中国で大変なようです。
人生に疲れた時は、「思い切り、寝そべっチャイナ」。
ありがとうございます。
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本日もありがとうございました~!
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